近所のドラッグストアのサッカー台にアルコールスプレーのポンプが置いてあるのだが、いつもと違う泡タイプのアルコールに変わっていた。ジェルタイプは手に嫌なペタペタ感が残るし、液体は乾くのに時間がかかるし、こういうご時世だからアルコール消毒しなくてはという頭ではあるものの嫌なことのひとつではあった。泡タイプのものはジェルや液体のような不快感が無く、手で擦り合わせればすぐサラサラになった。買おうか迷っている。
ついこの前、大島椿を買った。大島椿とは椿油100%のヘアオイルである。なので髪の毛以外にも全身に使える。ヘアオイルはサロン専売品以外の物、つまり市販品は色んなものを試した。しっくり来るものがひとつも無かった訳ではないが、当然ながらどれも一長一短でリピートするかと言われると微妙なとこであった。私は髪の毛一本一本が太く硬い上に毛量はかなり多い硬毛多毛、そしてくせ毛という難アリにも程がある髪質だ。Perfumeのかしゆか、雨上がり決死隊の蛍原の髪質が本当に羨ましい。今のような乾燥している季節にはさほど感じないが、梅雨から夏にかけて髪の毛は湿気を含み広がりうねる。その季節にはまだ使っていないが現段階で大島椿をかなり気に入った。ドライヤーで乾かしたあと、気にするほどでも無いのだが髪の毛が広がるのを抑制してくれる。ゴワゴワしがちなゴン太(ぶと)の私の髪が、艶を纏いしっとりとし、それに加えてサラサラになってくれる。アウトバスのヘアケアだけではなく、スタイリングとしても使える気がする。今のところリピートはほぼ確定。
今に始まったことではないが子育てに疲弊している。子供が一人しか居ない専業主婦で、働きに出てもいない分際だが日々疲れている。0歳、1歳、2歳、3歳、4歳(今年)、それぞれ違う悩みや苦しみを抱えている。今は娘がイタズラをし注意するものの、数秒後には同じイタズラをまた繰り返すことと(先日Twitterにも書いたが猫のおもちゃを自分のおもちゃのように扱い猫と遊ばず挙句の果てには壊したので、もう触っちゃダメだとキツく叱り猫のおもちゃは隠したが見つけられてしまい遊ばれて再び壊される)、お風呂に入ろうとか歯磨きしようと促すと嫌がり、じゃあやらなくていいよと言うと、泣き叫びながらやるやると言ってやり始めるが、この一連の流れを毎日やらなければ風呂も歯磨きもやらないという事に辟易している。他にもやって欲しくないこと、特に私は食事に関することは子供の頃から厳しく言われていたので、娘に作ったごはんで遊ばれることに激しい怒りと悲しさを感じる。私には相談相手も愚痴をこぼす相手も居ないので、何もいい事がないから絶対にやらないと決めていた育児に関するネット検索をして、これは今の苦痛を和らげる為の糸口になるのでは、と思った記事を見つけた。
なぜ子供は叱れば叱るほど"悪さ"をするか 親なら知っておきたい子供の脳科学 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
(以下引用)
>子どもの脳が何か新しい刺激を受けたとき、脳内ではドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。このドーパミンには、「分泌前にした行動に過剰に注意を向ける」という作用があります。
>おもちゃの例で言えば、窓ガラスにこれをたたきつけて遊び始めた子どもの行動に、親が激しく反応して、これまでにはない表情や言動をしました。これは、子どもの脳にとっては新しい刺激ですから、大いにドーパミンが分泌されます。すると、ドーパミンの作用で、怒鳴られる前にしていた「おもちゃを窓ガラスにたたきつける」という行動に意識が集中させられて、子どもはそれを繰り返そうとします。
>子どもはドーパミンの作用で行動しているだけなのですが、親の視点からこの行動を見ると、「言えば言うほど、子どもが挑発するようにその行為を続ける」かのように映る、というわけです。
また親側にも同じことが言える、と記事には書いてあり目からウロコだった。
(以下引用)
>また、そもそも親が子どもの行動に過剰にイライラしてしまうのも、同じような脳内の仕組みから来ている現象です。
>例えば、子どもが何か新しい“不可解な行動”をとると、その刺激で親の脳でもドーパミンが分泌されます。口では「やめなさい!」と言っても、ドーパミンの働きで子どもの行動に過剰に注意が向いていますから、脳内では「やるぞやるぞ……ほらやった!」と、子どもが同じ行動を繰り返すのを待ち構えてしまいます。
>こうなると、子どもはやめず、親は怒鳴ることを繰り返し、表面的な対立がエスカレートしてしまいます。
この記事を読んだ後、まさに私たち親子のことではないかと思った。私自身がまだまだ未熟で大人になれていないので、娘がまだ小さい子供だから仕方ない、と割り切ることは出来ず、私の子供だから私のように性格が悪いんだ、もしかしたら何か障害があるのかもしれない、と自己嫌悪したり不安に陥っていたが、この記事を読み、真偽はともかく原因が明らかになった。原因が分かれば反省点と改善点が見つかる。今後娘にどう対応すればいいのか、私自身もどう行動し思考すればいいのか、という事が分かってくる。途方も無く長く孤独で、暗くて何も見えないトンネルを抜け出せた気はしない。また娘が歳を重ねれば別の苦悩が生まれるが、今は少し明かりが見えた。
~完~